トマトにはリコピン(植物などに含まれる赤色やオレンジ色の色素成分・カロテノイドのひとつでβ-カロテンなどの仲間)が多く含まれます。
カロテノイドの中でも抗酸化作用が高いので、健康や美容の面でも取り入れたい食品の一つです。
甘くて味のあるトマトにするには、強い太陽光と乾燥気味に育てることが必須です。
スペインの灼熱太陽はトマト達が美味しく育つ絶好の環境ですので、様々な種類のトマトを味わうことができます。
ギリギリまで太陽を浴びた真っ赤なトマトがシーズンではなんと2ユーロ/kg。心惜しみなく、色々な料理にふんだんに活用することができます。 一番手前にあるトマトはRAFFという品種で、色は緑色をしているものもありますが、トマトの味がしっかりしていて甘みがあり、オススメです。
朝食はTostada con Tomate
この辺りで食べられている朝食の代表的なものにバゲットをカリッとトーストした上にトマトをすりつぶしたものをのせて、塩胡椒とオリーブオイルで食するシンプルなTostada con Tomate(トスターダ コン トマーテ)。この朝食とCafe con leche(カフェ コン レチェ:カフェオレ)で3〜4ユーロ。海の見えるカフェで優雅に朝食してみませんか?
スペインと言えばガスパッチョ
7月〜8月の真夏は日本のように暑いので(日本のような湿度はないのでまだ過ごしやすいのですが)、日中は食欲が湧かないことが多々あります。そういう時、日本では「そうめん」を食べたりしますが、スペインでは少しニンニクを入れた冷製トマトスープ「GAZPACHO ガスパッチョ」が有名。喉越しがよく、体を適度に冷やしてくれるので、気候に合った食事と言えます。春玉ねぎ、きゅうり、赤黄色緑のパプリカ、トマトなどをお好みでのせて飲むサラダをお試しあれ。
ガスパッチョのレシピ
- 完熟トマトー1kg
- キュウリー1本
- 赤パプリカー1個
- にんにく1片
- ワインビネガー小さじ2、お好みで
- レモン汁 少々
- 塩胡椒
- エキストラバージン オリーブ オイル 1/2 カップ
- バゲットなどのパン10cm位
- 水またはトマトジュース 100ml
上記をミキサーで撹拌し、冷蔵庫で冷やす。 飾り用(粗みじん切り)
- 新玉ねぎ 1/2個(白または赤)
- きゅうり 少々
- 赤黄緑 パプリカ 少々
- クルトン お好みで
リコピンは油に溶けやすいため、オリーブオイルと一緒に食べると体内への吸収率がアップ! 是非上質なバージンオリーブオイルをたっぷりかけて、召し上がれ。